概要

総合的な指導と学際的な研究

「環境」をキーコンセプトとし、専門領域の再編・統合を試み、学際的な研究・教育をおこなう新しい専門家を養成する。


人間環境学特殊研究

自然

地球環境学関係
水質管理学関係
環境生態学関係

都市

環境都市計画関係
都市公共計画関係
環境情報学関係

文化

文化環境学関係
国際人権学関係

社会

環境マネジメント関係
環境 社会学関係

心身

心身環境学関係
心身医療学関係
スポーツ医科学関係

  • 高い理論的素養を持ち、高度な専門性と研究能力・分析能力を有する人材
  • 環境に関する高度な技術や知見を修得した優れた素養を持ち、かつ、国際機関や国際的な場での活躍が期待される人材

養成する人材

都市政策等に関わる専門的職種公務員 建設・環境コンサルタント デベロッパー
環境対策に対応できるゼネラリスト公務員 流通業 各種企業の製造部門、営業部門
環境に関わる研究者・政策立案者大学 
公的研究機関 民間企業の研究所
現場での環境問題解決行政 企業 NPO/NGO 教育
国際的な環境に関わる活動国際機関 各国政府機関
母国での教育者として各国政府機関

教育と研究

学生1名につき教員3名を配置することで総合的なアプローチを実現し、専門家としての人材を養成する。学生の標準修業年限は3年とし、必修科目【人間環境学特殊講義】を修得後、博士論文の審査に合格した者に、博士(人間環境学)の学位を授与する。

後期課程イメージフロー

1年

5月:指導教員3名の決定と研究計画書の作成

2月:論文骨子の作成

人間環境学特殊講義

2年

7月:中間報告と筆記試験

2月:中間発表

3年

7月:論文提出の申込みと論文審査委員の決定

9月:論文審査着手の決定

10月:論文提出と審査

2月:論文認定

社会人を受け入れる

さまざまな文化的課題や環境問題は、極めて今日的な問題であり、現在、関連業務に専門的に従事する方で、同部門の学問を系統的に修められた方々の割合は少ないと考えられます。本課程では、総合的に御自身の専門領域を見直し、学び直したいと考える、こうした熱意溢れる社会人を積極的に迎え入れたいと考えます。個人テーマに沿って、幅広く関連領域の学問的成果を取り入れ、研究を推進することができます。対象者は、大学院修士課程修了者に限りません。これまでの実務業績等を受験資格と認めることもできますので御相談下さい。また、入学後も社会人学生に対応した柔軟な指導体制を用意しています。

留学生を受け入れる

本学に限らず、急成長を遂げつつあるアジアからの留学生は大変多くなっています。
さらに、中国を中心とするアジアの発展の速度はその人口の成長と相まって、公害に苦しんだ過去の日本をはるかに凌ぎ、そのために、各国・地域において、将来に亘る持続的な環境を維持することが極めて困難な状況となっているのも事実です。今後、アジアの環境悪化が、地球規模の環境影響をもたらすことは必然的であると考えられます。本課程では、母国の期待を背負いつつも、経済活動の推進に邁進する施策に危機感を抱く留学生が、帰国後母国において指導的役割を果たせるよう、有意な人材の輩出を企図するものです。

※他大学大学院からの入学者、社会人、留学生については、必要に応じて博士前期課程における開設科目の履修が可能です。