人間環境学特殊講義で西はりま天文台での観測実習を行いました。

10月21日、フィールドスタジオ演習2で、博士後期課程1年4名(TA博士前期課程1年1名も)と、兵庫県立大学西はりま天文台の国内最大2mなゆた望遠鏡を用いた夜間観測、60cm望遠鏡を用いた昼間観測・簡易分光器をつくる天文工作及び、なゆた望遠鏡を用いた、電磁波での重力波源(連星中性子星合体からの重力波初検出)の初観測の当時の状況を含め、「星の進化」に関する天文講義を高山研究員より受けました。

残念ながら、曇りの天候から回復せず、通常観測可能なベガ、アルタイル、アルビレオ、アークトゥルス、球状星団M15、アルマク二重星、月、土星、木星、火星、スバル等のなゆた観望が出来ず(若干、月と土星がわずかに見えたのみ)、なゆた望遠鏡の観測室の見学を通じて、天体観測における100万分の1秒の精度が要求される時計の重要性や、3つの観測装置(赤外線、可視光、分光器)の説明や、観測体制等、生の話も聞け、研究現場の実際に触れる貴重な経験になりました。